こんにちは!「新木リョータ」です。
FX歴2年の私ですが、最初の1年はまったく勝てないトレーダーでした。
なぜFXで勝てないのかを突き詰めていった結果、2年目からは月単位で勝てるように。
1年目は小遣いを少しずつ貯めて作ったなけなしの50万円を失ってしまいましたが、現在の収支はプラス50万円と、収入源のひとつになりました。
- FXで一向に勝てない・・・
- FXって本当に勝てるの?
- 向いてないしやめようかな・・・
と悩んでる方、まだあきらめるのは早いです!
この記事では
- FXで勝てない5つの理由
- FXで勝つための5つのコツ
の2つを紹介します。
ぜひ最後までお読みください。
【結論】FXは勝てる!
FXは本質を理解して、やるべきことをしっかりやれば勝てます!
ほとんどの相場はランダムに動くため、値動きを予想するのは困難です。
しかし、訓練することで値動きが一方に偏りやすい局面でトレードできるようになります。
私は過去のチャートで値動きが偏りやすい場面をいくつも探して、トレードルールを作りました。
あとはルール通りにエントリーする訓練をして、そのトレードを繰り返すことで勝てるようになったのです。
FXはルールを作って、正確なトレードを繰り返すことができれば勝てます!
では、なぜ勝てないのか詳しく掘り下げていきましょう。
FXで勝てない5つの理由
【FXで勝てない理由1】ルールが定まっていない
トレードルールが定まっていないと、損切が遅れたり微益で決済したりしてしまいますが、それは人間の本能がそうなっているからなんですよね。
「利益はすぐに確定したいけど損は認めたくない」という思考は人間の本能です。
この人間の本能は「プロスペクト理論」と呼ばれますが、説明すると長くなるのでとりあえずはこのくらいの理解で大丈夫でしょう。
トレードルールが定まっていないと、使っている手法の期待値も算出できていないはずです。
月に20回のエントリー数で総獲得pipsが500pipsであれば1回の期待値は何pipsでしょうか?
「pips」とは為替の変動幅の単位です。
- 500pips ÷ 20回 = 25pips
総獲得pipsが500pipsであれば、勝敗に関わらず1回のトレードの期待値は25pipsです。
期待値の算出ができていなければ1回のトレードの勝敗に固執してしまい、負けると取り返そうとしてしまいます。
結果的によいトレードができず、損益が膨らんでしまいます。
【FXで勝てない理由2】トレード経験が足りない
優位性のあるルールが定まっても、そのルールでのトレード経験を積まなければ長期的に勝つことは難しいです。
スポーツで例えた場合、ルールや戦略は熟知してるけれどまったく練習したことがない人がすぐに上達すると思いますか?
練習を何度も重ねて上達していきますよね。
トレードも同じで、ルールを知っているだけでは一向に上達せず、長期的に勝てません。
ルールが定まっていても、リアルタイムの相場を目にするとあらゆる場面で都合よくみてしまうものです。
振り返ると「あれ、これ全然ルール通りじゃなかった・・・」なんてこと、よくありませんか?
トレード経験が足りないために優位性の高いポイントでのエントリーができず、結果的に損益が膨らんでしまいます。
経験を積まなければ勝てないという意識をもちましょう。
【FXで勝てない理由3】トレードを振り返っていない
トレードの振り返りって面倒ですよね。
でも、トレードを振り返らなければそのトレードがルール通りだったのか分からないままになってしまいます。
特に負けトレードの振り返りをしていなければ、次のトレードに活かせず、同じことの繰り返しで必ずドツボにはまってしまいます。
エントリー直前に「決めたルールはすべてクリアしているから大丈夫!」と思っていても、後日振り返ると「ルール通りじゃなかった・・・」なんてことはよくあります。
まだ安定して勝てていないトレーダーは、エントリーのときは熱くなっていてフラットに相場を見れていないことを理解しておきましょう。
【FXで勝てない理由4】手法をコロコロ変えてしまう
勝っているFXトレーダーのYouTubeやSNSを見ると、優位性のある手法が山ほど転がっていますよね。
トレードがうまくいかないとき、目移りしてしまう気持ち、分かります。
隣の芝は青くみえるものです。
仕事で少しうまくいかないからと転職を何度も繰り返していては、成長しませんよね。
手法も同じで、コロコロ変えるとすべてが中途半端になってしまうため、トレードが一向に上達せず利益を出すことができなくなります。
FXで勝てない理由、手法のせいにしていませんか?
勝てない理由は手法ではなくほとんどが自分の行動のせいということを理解しておきましょう。
【FXで勝てない理由5】一気に稼ごうとしてしまう
多くの人が一気に稼ごうと、高いレバレッジをかけてトレードします。
高いレバレッジのトレードは理性を保つ事ができず、損切が遅れてしまったり微益で決済してしまったりするんです。
ルールが定まっているからといって、無謀な資金管理していませんか?
自分に合ってない高いレバレッジの資金管理をしていると、ルール通りのトレードをしているつもりでも必ず余計なことをしてしまいます。
私も高いレバレッジをかけたトレードを続けていて
「ルール通りにトレードしているはずなのに、なんで負けるんだろう・・・」
と悩んでいる時期がありました。
損切や利確の位置は絶対にずらさなかったんですが、エントリーするときのルールを都合よくみてしまっていたんですね。
振り返ると優位性の低いポイントで無理矢理エントリーしていた事が原因でした。
高いレバレッジでの資金管理、トレードは理性を保つことができず、ルール通りにトレードできなくなります。
その結果、損益がどんどん膨らんでいくでしょう。
続いて、「勝つための5つのコツ」をお伝えします。
FXで勝つための5つのコツ
【FXで勝つためのコツ1】トレードルールを定める
トレードルールが定まっていれば、エントリーの際の迷いが無くなります。
損切が遅れたり微益で決済したりしてしまう人間の本能をルールで縛るイメージですね。
決めるべき事はエントリールールと決済ルールの2つです。
【エントリールールの例】
- 4時間足でレジサポラインにタッチ
- 15分足に切り替えてトレンドラインが引けるか確認
- 引けたらトレンドラインブレイクでエントリー
【決済ルールの例】
- レジサポラインにタッチしてからの最安値、最高値に損切を置く
- 利確は損切位置から1:1に置く
再現性を高めるためにもっと細かくルールを定める必要はありますが、イメージはできたのではないでしょうか。
ある程度ルールを決めたら過去のチャートを検証して優位性の確認をします。
検証を通じて細かなルールを調整をしていけば、その手法の期待値が算出できます。
【FXで勝てない理由1】でも伝えていますが、大事なことなのでもう一度確認しておきましょう。
月に20回のエントリー数で総獲得pipsが500pipsであれば1回の期待値は何pipsでしょうか?
- 500pips ÷ 20回 = 25pips
25pipsでしたね。
勝っても負けてもルールさえ守っていれば1回のトレードで25pips獲得できると考えれば楽じゃないですか?
手法の期待値を理解することで1回のトレードの勝敗に固執せず、機械的にエントリーできるようになり、トータルで勝ちやすくなります。
【FXで勝つためのコツ2】トレード経験を積む
ルール通り、正確に回すことができればFXは勝てます。
しかし、ルール通りにトレードしているつもりでも振り返ると都合よく見てしまっている事がよくあるんですよね。
ルール通り正確にエントリーするためには経験を積んで勝ちやすい場面や形を体に染み込ませる必要があります。
スポーツで、戦略がバッチリ決まってても練習していなければ試合で勝てませんよね。
どうすれば効率よく経験を積めるのか。
実際のトレードでも経験は積めますが、下記のようなツールを使えば過去のチャートに巻き戻して早送りで進める事ができるため、効率が圧倒的に変わってきます。
1日で数年分の過去チャートを進めることもできます。
- Trading View(リプレイ機能)
- Forex Tester
私はチャート分析でもTrading Viewを使用しているので、リプレイ機能を使ってトレードの練習をしています。
リプレイ機能とは、過去のチャートへ巻き戻して、早送りで進められる機能です。
Forex Testerは練習特化型のツールのため、練習での勝敗や勝率などを自動的に記録してくれます。
個人的にはリアルタイムでの分析もできて直感的に使えるTrading Viewのほうが好みです。
より過去のチャートへ巻き戻せるプレミアムプランをおすすめしますが、まずは無料で試してみるのがよいでしょう。
練習ツールはFXで勝っていきたいなら必須です。
どの程度練習が必要なのかは人により変わりますが、1日10時間×3ヶ月間続けて勝てるようになったトレーダーもいれば、1日5時間×3年間続けて勝てるようになったトレーダーもいます。
まれに練習しなくても勝てるようになるトレーダーもいるみたいですが、それはもう天才です。
練習しなければ勝てない、という意識をもってFXに向き合いましょう。
【FXで勝つためのコツ3】トレードの振り返りをする
ルールを決めて経験を積むことはもちろん、トレードをしっかり振り返ることでも精度は上がるんです。
トレードの振り返りはこういうところを見ていきます。
- ルール通りのトレードだったか
- ルール外だった場合、どこがルール外だったか
- エントリーしたときの感情
ほかにエントリー日時や通貨ペアなどの記録はもちろんですが、特にこの3つは重要です。
ルール関係の振り返りはルール通り正確にトレードしていくためのものですが、エントリーしたときの感情は何のためだと思いますか?
これもルール通り正確にトレードしていくためのものなんです。
FXはお金の増減があるのでメンタルに左右されやすいです。
直前のトレードで負けていた場合、次のトレードで取り返したい!という気持ちが強くなり、結果的にルール外のところでエントリーしてしまうことは多々あります。
感情を記録していくことで、どういう状態のときにルールを破ってしまうのかを客観的に分析でき、その結果、感情に左右されないトレードが少しずつできるようになっていくんですよね。
振り返りをする上でもうひとつ重要なことがあります。
同じトレードでも決済直後と決済数日後の2回振り返りをするということ。
2回目は市場が閉まっている土日だとゆっくり振り返りができるため、おすすめです。
なぜ2回に分けて振り返りをするのか?
1回目と2回目では、見える景色がまるっきり変わるからです。
1回目、決済直後はまだ熱が冷めきっておらず、冷静に相場を見れていないことが多いんですよね。
対して2回目の振り返りでは熱も冷めきっていて冷静に相場を見ることができます。
感情については時間が経つと忘れてしまうため、必ず1回目に記録しておきましょう。
この2回の振り返り内容が一致する頃には、エントリー直前でも相場を冷静に見られるようになっているはずです。
振り返りの重要性、伝わりましたか?
面倒なことですが、ルールをしっかり守ってトレード精度を上げていくためには振り返りが必須です。
勝ちトレードも負けトレードも振り返りが必要ですが、特に負けトレードはルールを破っていることが多いため、入念な振り返りを心がけましょう。
【FXで勝つためのコツ4】手法をひとつに絞る
【FXで勝てない理由4】でも伝えましたが、手法をコロコロ変えてしまっては毎回振り出しに戻ってしまいます。
トレードスタイル(スイング・デイ・スキャルピング)は一通りやってみて自分に合うものを見つけてください。
そのあとは、これだ!と思った手法ひとつに絞って一点集中しましょう。
【FXで勝つためのコツ2】で伝えた通り、経験を積むことが大事なのに手法がコロコロ変わっては経験を積めず、一向に上達しません。
極論、手法なんて何でもいいんですよね。
大事なのは手法ではなく、自分の行動です。
たくさんの勝ちトレーダーと関わってきましたが、突き抜けてる人たちの共通点は、ひとつの手法を使い続けていることでした。
ひとつの手法を使い続けると、応用する力がついてきます。
いくつかの手法を使い分けているように見える凄腕トレーダーは、実はひとつの手法を応用しているだけだったりするんです。
隣の芝が青く見えたとしても浮気せずにひとつの手法を磨き続けることで、ルール通りの正確なトレードができるようになります。
【FXで勝つためのコツ5】小さな利益を積み上げる
高いレバレッジのトレードは理性を保つことが難しいと【FXで勝てない理由5】で伝えました。
運良く資金が増えることがあっても、正常な判断ができなくなって必ずどこかのタイミングで大損することになります。
人によってお金の器は違いますが、大多数の人が思っているより適正金額が低いことを理解しておきましょう。
ここでは「適正金額 = 1回のトレードで許容できる損失額」とします。
では、どのくらいが自分の適正金額なのか?
下記3つを目安にしてみてください。
- 利確間近で返されて損切になっても気にならない金額
- ポジションを保有しているときにドキドキしない金額
- 勝っても嬉しくない金額
この目安で適正金額を決めてみると
「え、こんなんじゃ稼げないよ」
と思うかもしれませんが、これが答えです。
適正金額だからこそ、冷静にトレードすることができます。
一気に稼ぎたい気持ちは分かりますが、コツコツ小さな利益を積み重ねていくことこそが、最短で稼ぐ方法という意識を持っておきましょう。
【まとめ】
FXはルール通りにトレードを繰り返すことができれば勝てます!
今回解説した5つの共通点はどれもルール通りのトレードを繰り返すために必ず必要なことです。
- トレードルールを定めて期待値を把握
- 定めたルールのトレードをひたすら練習する
- トレードの振り返りをする
- 自分の適正金額で小さな利益を積み重ねる
- ひとつの手法を使い続ける
FXなどの投資に限らず、目先の利益を求めてしまうと本質が見えなくなってしまいます。
FXで勝てないと悩んでるあなた、いま一度自分を見つめなおして、勝ちトレーダーへの道を一歩ずつ踏みだしていきましょう!!

